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明るい雰囲気の中、丁寧な診療を心がけます。

TEL.0834-28-7822

〒745-0823
山口県周南市周陽2-7-15


近視について


Q 子供の近視は治るのでしょうか?
A 近年、子供の近視が増えてきて、いろいろな治療が行われています。
当院ではマイオピンという、近視進行を抑制する点眼を扱っております。自由診療です。近視の進行を約60%軽減させるといわれています。気になる方はご相談ください。

石川眼科 オルソケラトロジー治療のご案内

手術のいらない視力矯正治療

「オルソケラトロジー」とは、近視・近視性乱視の方のための、手術のいらない視力矯正治療法です。

日本ではレーシックほど知られていませんが、アメリカやヨーロッパ、アジア諸国を中心に、世界各国で安全性・有効性が認められ、治療が行われています

日本国内でも、2009年以降4製品が厚生労働省の承認を受け、徐々に広まってきました。

オルソケラトロジーは、未成年者を中心に処方されています。

日中の裸眼生活が可能に

オルソケラトロジーでは「オルソケラトロジーレンズ」という特殊な形状が施された、高酸素透過性の専用ハードコンタクトレンズを夜寝る前につけて、朝起きたらはずします。

就寝中にレンズが角膜の形を変化させ、裸眼視力を矯正するのが特徴です。それにより翌朝レンズをはずした後も、角膜の形状が矯正された状態を一定時間維持できるため、裸眼で過ごせるようになります。

オルソケラトロジーの仕組み

近視の視力を矯正にするには

近視とは、外から入ってきた光が、眼の中の網膜より手前で焦点(ピント)が合っている状態です。

近視の矯正には、目に入ってきた光が網膜上でピントが合うように、光の屈折率を変える必要があります。

オルソケラトロジーは、夜寝る前にオルソケラトロジーレンズをつけて、寝ている間に角膜の形状を平らに矯正し、光の屈折率を変化させることでピントが合うようになります。

特殊なレンズデザインが角膜の形状を矯正

オルソケラトロジーに使用するレンズは、手術をすることなく角膜の形状を変化させて近視を矯正する医療機器です。

レンズは複数のカーブからなる特殊なデザインとなっており、それによって角膜の形状を矯正することができます。

そのため翌朝レンズを外した後も一定時間効果が持続し(角膜が矯正された状態を保つことができ)、日中裸眼で生活できるようになるのです。

一般的なコンタクトレンズやメガネ、レーシックと何が違うの?

コンタクトレンズやメガネとの違い

コンタクトレンズやメガネは日中、活動している時間帯に装用しなければなりません。それに対し、オルソケラトロジーは、日中活動する時間帯に裸眼で快適に過ごせるよう、夜寝ている間につけて視力を矯正します。

 

レーシックとの違い

レーシックは一度手術を受けると角膜の形状をもとに戻すことができません。一方、オルソケラトロジーは、万が一治療が合わなかった場合でも、レンズの装用をやめれば角膜の形状はもとに戻るため、別の治療に切り替えることも可能です。

このように、オルソケラトロジーは日中の快適な「裸眼生活」が可能になる、手術のいらない視力矯正治療法といえま

オルソケラトロジーのメリットとデメリット

オルソケラトロジーにもメリットとデメリットがあります。この治療がご自身の目の状態や生活習慣に適しているか検討する上で、ご参考にしてください。

メリット

・手術をせずに就寝時にレンズ装用することで日中裸眼で過ごすことができます。

・スポーツ(特に激しいスポーツ)をする方に向いています。

・コンタクトレンズのわずらわしさから解放されます。

・レンズを装用を中止しますと元の角膜の状態に戻せます。

デメリット

・日中裸眼で生活するにはレンズを毎日就寝時に装用する必要があります。

・治療の効果には個人差がございます。

・日中裸眼で生活するには日数がかかります。

・通常のコンタクトレンズと同様にレンズケアが必要となります。

当院の使用レンズについて

当院では、2012年に厚生労働省より製造販売承認を受けたオルソケラトロジーレンズ「ブレスオーコレクト®」を使用しています。

ブレスオーコレクト®の特徴

・設計開発から製造販売まで一貫して日本で行われている純国産レンズ日本人に多い角膜形状に合うようデザインされた日本人向けのレンズです。

東レ社製のしなやかで割れにくい、やわらか素材を使用しており、自然な装用感を体感できるレンズになっております。

酸素透過性が高く、睡眠中も角膜へ十分な酸素が供給できます。

ブレスオーコレクト®の視力矯正効果

・ブレスオーコレクトの有効性は、臨床研究を実施し、認められています。

・臨床研究では、装用開始時の裸眼視力の平均は0.22でしたが、装用後12週間で1.45まで改善しました。

・裸眼で過ごせるようになるまでの目安は、個人差はありますが、中程度の近視であれば約1週間ほどで、日中裸眼で過ごせるようになります。

治療の流れ

オルソケラトロジーの治療は、初診検査からテスト装用、処方、定期検査の流れになります。

ご予約:オルソケラトロジーは予約制となっております。当院まで、お電話にてお問い合わせください。

治療の説明:オルソケラトロジーを正しく理解していただくために、眼の構造や矯正方法などをご説明いたします。

適応検査:一般的な眼科検査と角膜形状解析検査を行います。

診察:眼科専門医による診察となります。オルソケラトロジーの適応を判断し、適応とされた場合は、レンズ規格を決定します。

テスト装用:患者さまにトライアルレンズをテスト装用していただきます。フィッティングと効果の度合いによって、処方レンズを決定します。

処方:処方レンズをお受け取りになり、レンズの取り扱い説明と装用練習を行います。問題なく行えるようになりましたら、処方は終了です。その日の夜から、治療開始となります。

定期検査:治療開始後、定期検査を行います。角膜の状態を知り、また、合併症の早期発見のためにも非常に重要ですので、必ず受診してください。

治療費用について

 

当院におけるオルソケラトロジーの治療費用は以下の通りになります。

費用

両眼:165000円(税込)  片眼:82500円(税込

・費用には、レンズ代金とスターターキット(初回ケア用品やレンズケース)が含まれています。

・定期検査には別途費用がかかります。

・レンズの定期交換時に別途費用がかかります。

・オルソケラトロジーは保険対象外の自由診療のため、治療費用は全額自己負担となります。

・オルソケラトロジーの治療費は、所得税の医療費控除が受けられます。詳しくは国税庁HPへ。

レンズ保証

処方によるレンズの変更:6カ月に左右1回ずつ無料

破損によるレンズの交換:1年間に左右1回ずつ無料

・破損交換の際は、必ずレンズの破片が半分以上あることが条件になります。

・レンズ紛失による保証はありませんので、取扱いには十分ご注意ください。

お試し装用体験

当院では、お試し装用体験を実施しています。オルソケラトロジーレンズを一定期間使用して、見え方を体験することができます。ぜひ一度ご検討ください。

オルソケラトロジー総合サイト

オルソケラトロジーに関する詳細情報は、治療啓発サイト「オルソためそ。」をご覧ください。

オルソケラトロジーに関するQ&A

オルソケラトロジーのレンズ取り扱いと安全面に関する不安や疑問にお答えします。

レンズの寿命はどれくらいですか?

レンズの寿命は通常の高酸素透過性ハードコンタクトレンズと同じくらいで、2〜3年程度で交換が必要になります。定期検診をきちんと受け、医師やスタッフにレンズの状態を確認してもらい適切に使用するようにしましょう。

レンズの装用方法は教えていただけますか?

オルソケラトロジーレンズの装用方法につきましては、眼科施設での指導がありますので、ご安心してご使用いただけます。取り扱いは一般的なハードコンタクトレンズとほぼ同じで、やり方さえ覚えれば、どなたさまでも簡単にお使いいただけます。

レンズケアはどのようにするのでしょうか?

一般的なハードコンタクトレンズと同様に、日常のケアを行います。レンズを外したあとに洗浄してから保存します。ケアを行わないと汚れの蓄積等により合併症を引き起こす可能性がありますので、医師の指導のもと十分なケアを行ってください。

いろいろなケア用品があるけど、どれを使っても良いのでしょうか?

ケア用品は患者さまによって異なりますので、指定のものをご利用ください。詳しくは医師やスタッフにお問い合わせください。

オルソケラトロジーによる合併症のリスクはありますか?

使い方を守らなかったり、レンズケアを怠ると、通常のコンタクトレンズと同じトラブルが起こる可能性があります。トラブルを未然に防ぐためにも、レンズケアを徹底し、必ず定期検査を受けましょう。目に違和感がある場合は、装用を止めて、医師の指導を受けてください。

装用中に目をこするとどうなりますか?

強く目をこすった場合、まれにレンズがずれることがあります。レンズがずれたまま長時間を経過すると、翌日の見え方に影響する可能性がありますので、目をこすらないように気を付けてください。

遠視や乱視でもオルソケラトロジーはできますか?

オルソケラトロジーは近視矯正治療であり、遠視を矯正することはできません。乱視は近視に置き換えて矯正することができますから、さほど強くない乱視を矯正することは可能です。

Q 私は近視です。視力がいくらになったら、メガネが必要でしょうか
A
ご本人が生活に不自由を感じられたときが、メガネをかけるときです。
一つの目安として、
大人は「運転中、見えにくくないか?」」
学生さんは「黒板の字が見えるか?」
があげられます。
親御さんから見て、遠くのものを見るとき、子供さんが目を細めて、変な目つきをしていると感じるようであれば、メガネを作るべきタイミングのことが多いです。

いきなり眼鏡屋さんに行くと、どんどん度の強い眼鏡(過矯正)になることも多いので、未成年のうちは、眼科での眼鏡の調整をお勧めしています。

「眼鏡をかけると近視が進む」と心配する方がおられますが、今が困るかどうかが一番大切です。見えにくくて不自由な生活をするよりは、眼鏡を上手に使って、快適に生活できるようにしましょう。


Q 近視は遺伝なのでしょうか?近視が進まないためにはどうしたらいいですか?
A 近視は、遺伝半分、環境半分です。

体質がお父さん、お母さんに似るように、目の状態も似ることが多いです。
近年、コンピューターや携帯電話などの電子機器の普及により、東アジアを中心として子供の近視が増えて、問題になっています。

あまりに強い近視の場合は、目の病気の頻度が増えますし、メガネでの矯正がむつかしいことも多いので、心配になることも多いです。、

最近はスマホゲームを長時間するお子さんもふえてきて、そのために近視が進むことを心配される保護者の方もおられます。
長時間のスマホ、ゲーム機などの使用は、目に負担がかかります。家族で相談して、スマホなどの使用のルールを作って、守っていきましょう。
する場合も暗い部屋で、画面を近づけてするのはよくありません。
30センチ以上離して正しい姿勢でしましょう。30分に1回程度、20秒以上遠くを見るのがよいといわれています。
また、子供さんの場合、屋外での活動を1日2時間以上とるのをお勧めします。