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血糖コントロールが良くなっているのに、なぜ眼底出血がよくならないのでしょうか?
血糖コントロールが良くない期間が長かった患者さんにときどきみられます。
糖尿病は積み重ねなので、現時点での血糖値が良好でも、コントロール不良の期間が長かった場合は、ツケがまわってくるかのように、網膜症だけが進んでしまうことがあります。
しかし、長期的にみると、血糖値がよい状態が長く続いたほうがよいことわかっています。
長い目で見て、治療をつづけていきましょう
糖尿病のレーザー治療を受けたのに、視力がよくなりません。どうしてでしょうか?
一般的に、糖尿病のレーザー治療は、「視力を改善する治療」ではなく、「視力の低下を防ぐ治療」です。
レーザーをしたから、視力がよくなるわけではないし、レーザーをしたから、眼の糖尿病が完治するわけではありません。
糖尿病が進行すると、眼の血管が酸素不足となり、新生血管ができてきます。
新生血管は、大急ぎで間に合わせで作るので、もろく、やぶれやすいことがほとんどです。
ですから、新生血管がたくさんできると、眼の中に大出血を起こしたり、網膜はく離になることが多いです。
その新生血管を退縮させたり、できるのを防ぐのが、レーザー治療なのです。